2025.0202
希望にあふれて
「どうか、希望の神が、信仰によるすべての喜びと平安であなたがたを満たし、聖霊の力によって希望にあふれさせてくださいますように。 」 (ローマ人への手紙15:13)
「いつまでも残るのは信仰と希望と愛、これら三つです。」(Ⅰコリント13:13)は、よく知られたみことばである。
「いつまでも残る」ものだから、大切なものである。
「これら三つ」は霊的資産だと言ってもよいと思う。
ここに「希望」とあるが、どのような「希望」をお持ちなのだろうか。
希望は“のぞむ”という字が二つ連なった熟語だから、希望とは、のぞむことである。
アンネ・フランクの格言の一つに、「希望があるところに人生もある。希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」がある。
だれもが「希望」を持っているのは生きる力になる。
勿論、その日その日を生きるのが精一杯という人もいるだろう。
「アンネの日記」は、2500万部が読まれた大ベストセラーである。
彼女は1944年にナチス・ドイツによって修養所に入れられ、最後は腸チフスによって15歳の生涯を閉じた。
ユダヤ人であるがために、隠れ家生活を余儀なくされたときに、アンネは日記を記した。
そこに記されていた言葉が格言としてしられるようになった。
牧師として、「希望」を語りたいと思うようになった。
2025年度 与えられたみことばは、冒頭に記した聖句である。
標語は「喜びと平安、希望にあふれる教会」とした。
「希望の神」が「希望にあふれさせてくださいますように」とある。
ここにある「希望」は、異邦人の救いを指している。
私たち日本人も、ユダヤ人からみれば異邦人である。
この異邦人にまで救いの御手が差し伸べられている。
宣教に力注ぐ一年でありたい。